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トランコム、トレーディアの株式取得、筆頭株主へ

2011年2月21日 (月)

ロジスティクストランコムは21日、トレーディアと資本業務提携契約を締結することを決めた。

 

トランコムは物流情報サービス、ロジスティクスマネジメントを中核事業として国内事業基盤を拡大してきたが、今後は国内物流事業にとどまらない積極的な事業展開が必要と判断。国内で港湾運送、通関などに強みを持ちつつ国際複合一貫輸送拡充に注力するトレーディアと協力することで合意し、資本業務提携の契約に至った。

 

また、国際複合一貫輸送の分野で事業機会を拡大するため、トレーディアとの包括的な提携に向けて協議を進める。具体的な提携内容は今後協議していくが、人材育成ノウハウ、営業情報の共有、技術協力、施設、機材の相互活用などで機能を補完し合い、積極的な国際物流事業を展開する考え。

 

資本提携では、トランコムがトレーディアの発行済株式142万2000株(発行済株式の9.67%)をリサ・パートナーズから28日に取得する。取得価格は1株につき167円で、取得総額は2億3747万4000円となる。

 

トレーディアの筆頭株主は現在、11%を保有する寶組だが、昨年12月30日付で寶組が保有する全株式をリサ・パートナーズが取得しているため、株式取得後はトランコムが筆頭株主となる見通し。