財務・人事ヒューテックノオリンが9日発表した前3月期決算は、売上高が20億円増加した効果や、拠点開設費用の減少で営業利益が24%伸び、20億1700万円となった。
「神奈川JDセンター」の開設時に安定稼働に向けて発生した外注費、人件費の増加分が解消されたことで、営業利益、経常利益、純利益がいずれもに増益となった。
今期は、DC事業で東京支店、東京支店第二センターなど東京支店グループの物流最適化や、13年末から主要貨物を阿見センター(茨城県稲敷郡)に移管させた戸田支店(埼玉県戸田市)の再構築、15年秋の稼働を目指す岩槻物流センター(さいたま市岩槻区)を見据えた新規顧客の開発、関東圏の物流効率化を軸に、売上高391億円(1.8%増)を見込む。
また、ベースアップなどに伴う人件費の増加や、DC事業でのマテハン機器の修繕費、車両の更新に伴う賃借料などの増加に加え、電力費や燃油費の負担増を織り込み、営業利益は19億円(5.8%減)と減益を予想。岩槻物流センターの土地取得、建設費用に関連して、子会社のヒューテックサービスが借り入れる資金の金利負担を見込み、最終利益は11億円(3.3%減)となる見通し。
[ヒューテックノオリン]2014年3月期連結決算(単位:百万円)
2014年3月期 | 2013年3月期 | 増減 | |
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売上高 | 38,416 | 36,411 | 5.5% |
営業利益 | 2,017 | 1,626 | 24.0% |
経常利益 | 1,996 | 1,653 | 20.7% |
当期純利益 | 1,137 | 922 | 23.2% |