メディカルACSLは20日、ドローン物流事業者のそらいいな(東京都港区)が長崎県五島市で実施した、エリア単位での許可・承認に基づくレベル4飛行による医療用医薬品配送実証に、第一種型式認証取得機体「PF2-CAT3」を提供し、運用支援を行ったと発表した。有人地帯上空を目視外で飛行し、病院屋上への軒先配送を実現した。

▲実証に使用したPF2-CAT3(出所:ACSL)
今回の実証は、内閣府の「連携“絆”特区」事業の一環として実施された。そらいいなは2022年から五島列島で医薬品のドローン配送を手がけてきたが、これまでは固定翼機によるレベル3飛行を用い、無人地帯への投下後に人が回収する方式が中心だった。利便性向上を目的に、固定翼機とレベル4対応機を組み合わせた配送モデルの検証を進めており、25年11月の新上五島町に続く2回目の実証となる。
五島市での実証では、医薬品を固定翼機で中継地点まで輸送・投下し、同地点でPF2-CAT3に積み替えた後、市街地上空を経由して富江病院の屋上へ直接配送した。配送対象は実際の注文に基づく医療用医薬品で、実運用を想定した検証とした。あわせて、エリア包括でのレベル4飛行許可に向け、事前調査の合理化について国土交通省航空局と協議を行い、制度面での前進も確認した。
PF2-CAT3は23年3月に国内で初めて第一種型式認証を取得した機体で、レベル4飛行に対応する設計と安全性が特徴だ。認証機体の活用により、機体認証手続きの一部省略が可能となり、事業化に向けたハードルを下げる効果がある。
ACSLは中期経営方針で社会インフラ分野への貢献を掲げており、今後もドローン物流事業者との連携を通じて、医療・地域物流を支える持続可能な配送モデルの社会実装を後押しする。
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