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アスタリール、米ワシントン州の新工場が竣工

2014年5月16日 (金)

国際富士化学工業子会社のアスタリール(東京都港区)は16日、米国アスタリールテクノロジーズを通じ、ワシントン州モーゼスレイク市に建設していた天然アスタキサンチン製造の新工場が竣工した、と発表した。7月に本格稼動に入る。

これまでアスタリールグループでは、スウェーデンストックホルム郊外の工場で天然アスタキサンチンの生産を続けてきたが、世界的な需要の高まりを受け、新工場を建設した。将来の需要に対応するため、生産能力を従来の2倍に引き上げ、既存拠点の生産分と併せてスウェーデンと北米から3倍の生産能力で供給不足を解消する。

天然アスタキサンチンは、安全で強い抗酸化力を持つカロテノイドで、臨床研究により、生活習慣病の予防や治療に使えることがわかってきたことから、需要が増大している。

■新工場の概要
竣工:2014年5月(稼動2014年7月)
所在地:ワシントン州モーゼスレイク市
敷地面積:4万平方メートル(1万2000坪)
生産品目:ヘマトコッカス藻由来天然アスタキサンチン原料
従業員:現地雇用45人
投資金額:3400万ドル(34億円)