ECtakpa(タクパ、札幌市東区)は26日、同社が提供する中国市場向けマーケティングおよびEC支援サービスが、日本貿易振興機構(ジェトロ)の海外ビジネス支援リスト「JS-Links」に登録されたと発表した。JS-Linksは、海外展開を目指す日本企業とサービス事業者を結びつけるプラットフォームで、今回の掲載により同社は公的支援の枠組みの中で中国EC支援を展開する立場となる。
takpaは、中国SNSの小紅書(RED)やInstagramを活用したデジタルマーケティング支援、中国市場向けEC(電子商取引)と越境EC支援を手がけている。中国向け販売においては、販促施策だけでなく、現地パートナーと連携した倉庫・物流体制の構築支援も行う点が特徴だ。越境ECでは配送リードタイムや物流コストが競争力に直結するため、マーケティングと物流を一体で設計する必要性が高まっている。
中国EC市場は世界最大規模とされ、モバイルコマースを前提とした購買行動が定着している。訪日客数の変動や規制動向を背景に、日本企業の間では「現地来訪に依存しない販売チャネル」として中国ECへの関心が高まっている。一方で、商流・物流・決済を含めた全体設計の難易度は高く、中小企業にとっては参入障壁となってきた。
同社は日本語対応を基本とし、EC立ち上げからプロモーション、物流連携までを一貫して支援することで、こうした課題の解消を狙う。JS-Linksへの登録により、ジェトロの支援を活用する企業との接点が拡大し、越境物流を含む中国向けビジネス支援の案件増加が見込まれる。
中国市場では、販促力に加え、安定した物流オペレーションがブランド評価やリピート購買に影響を与える。今回の登録は、デジタルマーケティングと物流を組み合わせた海外展開支援の一事例として、今後の動向が注目される。
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