デンソー、QRコード開発チームが欧州発明家賞でノミネート

認証・表彰デンソーは16日、グループ会社のデンソーウェーブと豊田中央研究所のQRコード開発チームが、欧州特許庁主催の欧州発明家賞・非ヨーロッパ諸国部門でノミネートされた、と発表した。

2006年に設立された欧州発明家賞は、技術的、社会的、経済的に優れた発明に対して欧州特許庁が毎年付与しているもので、非ヨーロッパ諸国部門を含む5つの部門賞と一般投票の結果で決まる「ポピュラー・プライズ」がある。過去の日本からのノミネートには、自動車のハイブリッド制御システム、青色LED、免疫抑制治療薬の発明があり、日本からのノミネートは4件目となる。

部門ごとにノミネートされた合わせて15組の発明から大賞が選ばれることになっており、非ヨーロッパ諸国部門にはQRコードを含めて3組がノミネートされた。受賞発表、表彰式は6月17日にドイツ・ベルリンで行われ、デンソーウェーブ、豊田中央研究所の関係者が出席する。また、15組の中から投票で決定されるポピュラー・プライズの結果も同日発表される。

ノミネートされたのは、デンソーウェーブの原昌宏氏、渡部元秋氏、野尻忠雄氏、豊田中央研究所の長屋隆之氏、内山祐司氏――の5人。