荷主三菱ケミカルグループは2日、連結子会社の三菱ケミカルが手がけるコークス、炭素材事業から撤退すると発表した。対象はニードルコークスやピッチコークスで、香川事業所(香川県坂出市)で生産してきた。2027年度下期から生産停止し、その後順次販売を終了する。
事業撤退に伴い、固定資産の減損損失や設備撤去費用、従業員支援関連費用などを含め、連結ベースで850億円の非経常損失を見込む。うち190億円は2026年3月期第3四半期に計上し、残る660億円は第4四半期に見積もり計上する予定としている。現時点の業績予想には織り込んでおらず、精査後に修正開示する方針だ。
同社は中国を中心とした鋼材需要の低迷や、インドネシアでの大型設備稼働による供給過剰を背景に、海外コークス市況の低迷が長期化していると説明。これまで生産規模縮小や価格改定など収益改善策を進めてきたが、市況構造そのものの改善は見通せず、中長期的な成長は困難と判断した。
炭素材事業は25年3月期に1158億円の売上を計上しており、物流面では原料調達から製品出荷まで大規模な輸送網を形成してきた。三菱ケミカルグループは今後、事業ポートフォリオ改革を通じて収益性重視の経営へ転換を進めるとしている。
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