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イメージに合わせたオリジナル制服導入

ヤマト運輸、虎ノ門ヒルズの物流管理を開始

2014年6月4日 (水)

ロジスティクスヤマト運輸、虎ノ門ヒルズの物流管理を開始ヤマト運輸は4日、東京都が施行し、森ビルが特定建築者として建設する「虎ノ門ヒルズ」の物流管理業務を11日から開始すると発表した。

同社は荷捌き所で配送業者による納品を受け付け、テナントのニーズに合わせて大型商業施設や高層ビル内の集配を一括して行う「ビル・タウンマネジメントサービス」を提供する。

納品構成比が高いヤマト運輸の荷物は、近隣の物流ターミナルに全国からの到着荷物を集約。深夜や早朝などに一括納品を行うことで、車両の混雑緩和を図り、物流の効率化を実現する。

ヤマト運輸、虎ノ門ヒルズの物流管理を開始同社以外の宅配会社の荷物や、飲食店へ直接納品することが多かった日配業者からの納品は「物流管理センター」で24時間受け付け、日配業者の「早朝に納品したい」というニーズに対応する。また、保冷品は物流管理センター内の冷凍・冷蔵庫で一時保管し、飲食店が希望する時間帯にクール台車で配達する。

物流管理センターでの納品受付後からテナントへの配達まで、施設内の荷物を一元管理することで、荷物のトレース情報を「見える化」するサービスも提供。施設内の専任スタッフがテナントごとのニーズに合わせて集配し、イベント開催などで配達量が増える際も運営に支障をきたさないよう、物流のマネジメントを行う。手書きなどアナログ管理が多かった配送業者の入退出に専用のシステムを新たに導入し、セキュリティの向上を図る。

このほか、リバースプロジェクト(東京都港区)と連携し、未利用生地を活用するなど環境に配慮し、ファッション性の高い施設に溶け込んだオリジナルの制服を導入する。

虎ノ門ヒルズの開業に先駆け、3月29日に都市計画道路環状二号線のうち虎ノ門・新橋間が開通、地上部分は「新虎通り」と命名されたが、同社は新虎通りでも宅急便のネットワークを活用し、エリア全体で物流管理業務を実施。街づくりと一体化した「ビル・タウンマネジメントサービス」の提供を行う。

■ビル・タウンマネジメントサービスの概要
http://www.yamatosolutions.com/solutions/09/01/