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TDB調べ

緩衝材・梱包の小野加工所(静岡)が破産手続き開始

2014年6月5日 (木)

M&A帝国データバンク(TDB)は5日、小野加工所(浜松市浜北区)が5月26に静岡地裁浜松支部から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。破産管財人は鈴木淳弁護士(同市中区)。債権届け出期間は6月30日までで、財産状況報告集会期日は8月19日午後2時。

同社は、1965年9月に設立された緩衡材、梱包材製造業者で、浜松工場が05年9月の火災より焼失。その後は本店の浜北工場のみで操業していたが、得意先の自動車メーカーが生産拠点を県外や海外へ移転したため、13年5月期は売上高が8000万円を下回るなど厳しい運営を余儀なくされていた。

このため、従業員削減などのリストラを実施したものの、収益改善に至らずに業績回復が見込めないとして今回の措置に至った。帝国データバンクでは「負債は1億2000万円が見込まれる」としている。