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帝国データバンク調べ

広島地裁、東栄サービスの破産手続開始を決定

2014年6月12日 (木)

M&A帝国データバンク(TDB)は12日、東栄サービス(広島県広島市安芸区)と、関連会社のスリーグッド(広島市中区)が5月30日に広島地裁から破産手続き開始決定を受けた、と発表した。破産管財人には、根石英行弁護士(広島市中区)が選任されている。

東栄サービスは1998年6月創業、01年5月に法人改組された貨物自動車運送業者で、地元の大手物流会社やコンビニエンスストアを得意先に自動車関連部品のほか、弁当・チルド食品などの配送を手掛け、07年3月期には売上高9000万円を計上していた。

しかし、業者間の競合激化や燃料費の高騰により売り上げは低迷。受注の減少に伴い採算性も悪化し、赤字計上を散発するなど財務内容は債務超過に陥っていた。厳しい資金繰りを余儀なくされる中、ここにきて先行きの見通しが立たなくなり、事業の継続を断念した。

スリーグッドは、11年4月に設立された電気通信サービス業者。主にポイントカードの営業代理店として事業を開始していたが、思惑通りに顧客を確保できず業績は低迷、ついに支えきれなかった。負債は、東栄サービスが1億2200万円、スリーグッドが1600万円、2社合計で1億3800万円。