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日本機械輸出組合調べ

4月の機械輸出7.5%増、12か月連続プラス

2014年6月20日 (金)

調査・データ日本機械輸出組合(JMC)は20日、4月の機械貿易動向を発表した。機械輸出額は3兆9025億円(前年同月比7.5%増)で12か月連続のプラスとなり、3月に比べて伸び率がやや回復したものの、2か月連続で一桁台となった。

これらの要因について、JMCでは(1)為替要因が一桁台前半の増加であったこと(2)北米、NIES・ASEAN向けが引き続き大幅鈍化していること(3)機械輸出額の35%を占める自動車や、産業機械、電子ディバイスの伸びが一桁にとどまったこと――などが影響したと分析。さらに、為替・営業日が4.5%の増加要因であったことを考慮し、実質的な伸び率は2.9%増で再びプラスになったとした。

JMCは「5月も円安傾向は継続するものの、営業日が一日少ないため、3%の減少要因となる」と指摘した上で、4月の機械輸出額の実質的伸び(2.9%増)が続くと仮定した場合、5月は前年比0.1%減と予想。18日発表の貿易統計速報を基にした簡易計算では、5月の機械輸出は1.6%減になった、としている。