ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

JMC調べ

機械輸出額、8か月連続増も実質伸び率は減少

2015年6月18日 (木)

調査・データ日本機械輸出組合(JMC)は18日、4月の機械貿易動向を発表した。機械輸出額は4兆1462億円で前年同月と比べて6.3%増と8か月連続で増加した。為替や営業日要因を合わせて8.6%の増加要因だったことを考慮した場合の実質的な伸び率は2.1%減で3か月連続の減少となった。輸入額は4.2%減で4か月連続でマイナス。

4月の為替動向は1ドル119.9円と前年から17.1%の円安となったが、対ユーロは192.2円と8.6%の円高。地域別では全6地域向けがプラスとなった。中でも北米向け(13.7%増)が最も伸び、ASEAN・南アジア向け(11.9%増)も堅調。

業種別では機械輸出額の35%を占める自動車(5.3%増)をはじめ、17%を占める産業機械(5.7%増)、電子ディバイス(11.7%増)などが寄与した。

JMCでは5月の輸出について「機械輸出額は為替・営業日要因を考慮すると2.2%減になる」と予測していたが、貿易統計速報を基にした簡易計算で5月の機械輸出は2.1%増となった。