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住友商事、シンガポールAWCG社に出資

2014年6月26日 (木)

EC住友商事は26日、アパレル企業向けウェブマーケティング・海外進出支援などを行うアパレルウェブ(東京都中央区)の子会社で、シンガポールで日本ブランドを集積したセレクトショップ「JRunway」(ジェイランウェイ)」を展開するAWCG社に出資参画した、と発表した。同社の出資比率は47.4%。

AWCGは2012年10月にシンガポールのショッピングモール「プラザ・シンガプーラ」の1階にセレクトショップ「JRunway」をオープンし、渋谷・原宿など日本のヤングカルチャーを体感できるストアとして現地で高い評価を獲得。オープン後1年強で認知度37.3%を達成するなど、広く支持を集めている。

実店舗に続き、JRunwayのECサイト「Shop.JRunway」(ショップドットジェイランウェイ)を近く開設する予定で、まずは店舗で販売する商品のECサイトとしてスタート。今秋には、より幅広いテイストの商品を日本から直接ASEAN地域の消費者に届ける「越境型ECモール」として運営する。

AWCGはシンガポールの郵便事業会社「シンガポールポスト」と業務提携契約を締結しており、ASEAN地域への配送はシンガポールポストが担う。このため、ECモールに出店している日本のアパレル・ファッション企業は、注文が入り次第、商品を国内の指定倉庫に納品するだけで容易にASEAN全域への販売が可能になる。

住友商事とアパレルウェブの強みを活かし、有店舗事業と無店舗事業を組み合わせたプラットフォームを日本アパレル企業向けに提供することにより、5年後に売上高150億円を目指す。