国際日陸はこのほど、韓国の化学品物流大手「ハン・エクスプレス社」、化学品のフォワーディング会社「極東MES」と3社で危険物の物流に特化した合弁会社「NRS-HANEX」を設立し、営業を開始した。
3社は2012年に共同事業を行うことで合意し、2年間の協議を経て合弁会社の設立に至った。
同社は韓国で、2012年設立の合弁会社「CALT LOGIS BUD社」を、ことし3月に100%子会社のNRSロジスティクス・コリア社をそれぞれ設立しており、今回の合弁会社は同国3社目の現地法人となる。
韓国では危険物事故が急増し、2015年1月施行の化学物管理法で規制が強化されることとなっており、現地大手企業や日本などの外資系企業から危険物物流サービスへのニーズが高まっている。
新たに設立したNRS-HANEX社は、これらの需要に素早く対応するため、合弁3社の危険物物流ノウハウとネットワークを活用し、危険品倉庫、輸送、輸出入通関など包括的なサービスを提供する。
15年度中に化学品や電子産業の集積している平沢地区で、危険物倉庫の建設を計画。韓国で事業を軌道に乗せた後、日本など海外への展開も視野に入れる。