サービス・商品日本パレットレンタル(JPR、東京都千代田区)は19日、フマキラー(同)が物流業務の効率化を目的に、納品伝票電子化・共有システム「DD Plus」を導入したと発表した。物流業務を委託する愛宕倉庫(港区)の倉庫管理システム(WMS)とAPI連携し、伝票発行プロセスを自動化する。導入支援はTSUNAGUTE(ツナグテ、千代田区)が担い、JPRを含む4社連携で運用を開始した。

(出所:日本パレットレンタル)
紙伝票は発行・受け渡し・確認といった作業負荷が大きく、現場の待機時間や人的ミスの要因となってきた。今回の連携により、従来は手作業だった伝票発行が自動化され、庫内作業の省力化とヒューマンエラーの抑制が期待される。
フマキラーは今後、愛宕倉庫が扱う他荷主への横展開を進め、伝票業務の標準化を図る。さらに、伝票データとパレット情報を連動させた受け払いの一体化や、将来的な伝票レス・検品レス運用も視野に入れる。納品伝票の電子化を起点に、倉庫と輸送の接点に残るアナログ業務の削減を進める狙いだ。
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