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ヤマト運輸、17日10時から茨城県で業務再開

2011年3月17日 (木)

話題ヤマト運輸は17日午前10時時点の業務状況をまとめた。宅急便、クロネコメール便、航空便、時間便などの宅配サービスについては、17日から茨城県の一部エリア(石岡市、潮来市、稲敷郡、稲敷市、小美玉市、笠間市、鹿嶋市、かすみがうら市、神栖市、桜川市、那珂市、那珂郡東海村、行方市、東茨城郡、ひたちなか市、鉾田市、水戸市)で取扱いを再開した。

 

しかし、その他の地域では日用品の不足による西日本から首都圏への輸送量の一時的な急増と、東京電力の計画停電による夜間配達の休止により、荷物の配達に遅延が生じる可能性があるとしている。

 

引越サービスについては、「らくらく家財宅急便」と「単身向け引越サービス」が東北6県と茨城県向け荷物の受付けを休止。この地域での荷物受付けも休止している。北海道、東京都、神奈川県、埼玉県、群馬県、栃木県、山梨県、千葉県へ届ける荷物は輸送ルートが不安定なため、「最低でも7日から10日程度を要する見込み」となっている。

 

「家族向け引越サービス」は東北6県と茨城県で発作業、着作業ともに休止。北海道、東京都、神奈川県、埼玉県、群馬県、栃木県、山梨県、千葉県での発着作業が発生する引越しは、顧客と相談の上、個別に対応するとしている。このほかの輸送サービス・生活サポート・レンタルサービスなども東北6県で提供を休止している。

 

「海外引越サービス」は北海道と東北6県、茨城県、栃木県、群馬県で荷物の受付けを休止。既に受け付けた荷物については、船舶や飛行機に搭載する際の遅延により、予定から大幅に遅延する見通しとなっている。「JITBOXチャーター便」は、北海道、東北6県、茨城県に発着する全商品・サービスを休止。関東地域では大幅な遅延が見込まれている。

 

また、夜間(午後6時-午後10時)に計画停電が実施されている地域の直営営業所(センター)では、停電中の営業、荷物の集荷・配達を休止する。

 

このほか、同社グループでは全国約4000拠点で看板照明の夜間消灯を実施するなど、電力供給体制の安定に協力するとともに、「通常サービスの再開に向けて、あらゆる輸送ルートを検討し、インフラとしての使命を全うすべく、サービス提供地域の拡大に努めていく」としている。