財務・人事アルプス物流が7月31日に発表した4-6月期決算は、電子部品物流、消費物流で売上・利益ともに伸ばしたものの、商品販売事業で円安の進行によって原価低減効果がなくなったことで利益が4割減少したことが響き、全体の営業利益が1%減の9億5800万円となった。
主力の電子部品物流は、海外でビジネスが拡大し10.5%の増収となったものの、日本発の輸出貨物の荷動きが前年同期に比べ停滞した影響で、営業利益は0.4%増と小幅にとどまった。当部門の売上高は962900万円(前年同期比10.5%増)、営業利益は67100万円(0.4%増)となった。
同事業では韓国で1月の仁川空港近隣で倉庫を立上げたのに続き、4月に釜山に事務所を開設。韓国の航空、海上の国際ハブとなる両地区に拠点を設置したことで、輸出入貨物の取扱拡大につなげる。
[アルプス物流]2015年3月期第1四半期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期第1四半期 | 2014年3月期第1四半期 | 増減 | |
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売上高 | 20,102 | 18,743 | 7.2% |
営業利益 | 958 | 968 | -1.0% |
経常利益 | 952 | 1,012 | -5.9% |
当期純利益 | 517 | 574 | -9.8% |