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アスクル、東京・神奈川の物流センターが復旧

2011年3月17日 (木)

話題アスクルは17日、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で被害を受けた東京都内と神奈川県の物流センターが復旧し、通常稼動を開始したと発表した。これにより、注文の受付を停止していた同センターのカバーエリアで順次、受注を再開する。ただ、交通事情の悪化やガソリン不足などの影響で、商品の到着時間が正常化するのは、しばらく先になる見込み。

 

同社では地震後、注文が殺到して品切れや出荷遅延が多数発生。商品調達や庫内運用を強化し、正常化を急いでいる。今回、受注を再開したエリアでは、交通事情の悪化やガソリン不足などの影響で、商品配達が遅延しているため、分納するケースも発生する。

 

また、配達の正常化を優先させるため、東京都大田区、品川区、目黒区を除く23区向けの配送会社を変更。これに伴い同地域については当日配送ができなくなる。さらに、これらの地域からのFAXによる受注については、処理能力を超過した場合、一旦注文の受付を停止することもある。

 

大田区、品川区、目黒区を除く東京23区では配送会社の変更に伴い、ダンボール・カタログ無料回収サービス、ECO-TURN(エコターン)配送、トナー、インクカートリッジ回収サービスが利用できなくなる。

 

このほか北海道、東北地方、新潟県、栃木県、群馬県、茨城県では、仙台物流センターの復旧に時間を要するとともに、被災地への交通規制などの影響もあり、引き続き商品の出荷ができない状態となっている。