サービス・商品シグマクシスは5日、企業のグローバル・サプライチェーン構築支援サービスを今月1日から開始したと発表した。
サービスの開始に先立ち、同社は6月、サプライチェーン上に存在する複数企業の計画情報を、クラウド上でリアルタイム共有するプラットフォームを提供している米「ワンネットワーク・エンタープライズ」(ダラス)と戦略的パートナーシップを締結。
ワンネットワーク社製品とサービスを日本で代理販売するとともに、関連コンサルティングサービスを提供する体制を整備。シグマクシスでは「ワンネットワーク社との連携を通じ、市場変化とグローバル化への対応力を備えたサプライチェーン・モデルの導入を、エンド・トゥ・エンドで支援する」としている。
ワンネットワーク社のクラウドソリューション「リアルタイムバリューネットワーク」(RTVN)は、クラウド・プラットフォーム上でサプライチェーンを構成する企業の計画情報をリアルタイムに共有でき、計画と実行の連動を自動的に意思決定する仕組みも提供。
シグマクシスはRTVNを活用して、サプライチェーン上で「ひとつ」の計画を共有し、グローバル市場の変化に即時・柔軟に対応する「情報共有リードタイムゼロのサプライチェーン構築」を実現し、サプライチェーン各社の売上拡大、費用や作業の削減、最終消費者の満足度向上に貢献する。
ワンネットワーク社のRTVNは、すでに米国、欧州、中国で大手自動車メーカーや小売業、軍事機関など4万社に利用されているが、日本市場への進出は今回が初めて。
シグマクシスは20人の専門コンサルタントチームが業務プロセス設計、BPR支援、パラメーター設定、システム・インテグレーションのサービスを提供し、グローバル・サプライチェーン運営での豊富な実績を持つワンネットワーク社と連携して日本企業へのRTVN導入支援を行う。