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商船三井、エボラ出血熱の感染増加でリベリア支援

2014年9月3日 (水)

ロジスティクス商船三井は2日、エボラ出血熱の感染者が増加しているリベリアを支援すると発表した。

エボラ出血熱は西アフリカで感染者が増え続けており、WHO(世界保健機関)は半年から9か月間で感染者が2万人を超えるおそれがあるとして強い危機感を示し、「感染拡大の収束には現地での診療所の整備などに500億円が必要」と国際社会に支援を呼び掛けている。

同社では、グループ保有船の一部をリベリア船籍とするなど同国と長年にわたる関係を築いていることから、リベリア籍船の船籍登録会社「リスカジャパン」(東京都港区)、米国のLISCR社が医療用手袋やマスク、消毒用塩素、抗生物質など現地で必要となる医療・衛生資機材を支援物資として米国で手配し、リベリアまで空輸する原資として、商船三井が1万ドルを拠出する。

LISCR社は「商船三井からの申し出を受け、LISCRは支援物資の調達と空輸手配を引き受けるとともに、同国保健省が指定する病院への到着を確認する」と話している。

また、リベリア海事局は「8月8日の緊急事態宣言以降、エボラ出血熱の感染被害は拡大しており、多くの国民が悲しみに包まれている。我が国を代表して、商船三井、国際社会からのすべての支援に感謝する。このような支援と我が国の努力によって、近い将来この危機が収束することを望む」と謝意を表明した。

商船三井では「エボラ出血熱の感染被害が収束し、被害にあった地域が一刻も早く通常の生活に戻れることを祈念している」とコメントしている。