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UPS、エボラ出血熱対策で40万ドル相当の輸送支援

2014年9月3日 (水)

環境・CSRUPSは3日、西アフリカで1500人以上の死者を出しているエボラ出血熱対策のに必要な緊急支援物資40万ドル相当(4200万円)の輸送支援を行うと発表した。世界保健機関(WHO)の国際支援拡大の要請に対応する形で支援を行う。

同社は既に、ベルギー・リエージュ発リベリア・モンロビア向けの「ユニセフ」の人道支援物資輸送のチャーターフライト(8月29日)をスポンサー支援し、リベリア保健省に協力してエボラ治療センターの衛生活動支援のため、HTH塩素系殺菌剤55トンを輸送した。エボラ出血熱による死者の40%以上がリベリアで発症している。

また、医療支援団体「メッドシェア」による米ジョージア州ディケーター郡からニューヨークのJFK空港へ支援物資10パレット(重量3080キロ)を陸送する業務をサポート。支援物資はエアリンクが手配した人道支援フライトに搭載された。さらに、メッドシェアに対して7万5000ドル相当(787万円)の海上輸送の追加支援も約束した。

児童支援団体「チャイルド・ファンド」に対しては、援助物資5パレット(1130キロ)を米フロリダ州タンパからJFK空港へ輸送し、寄付によるチャーターフライトに接続。北アメリカ在住シエラレオネ人団体「NOSLINA」のエボラ熱対策物資9パレット(重量2150キロ)を米メリーランド州サベージからニューヨークのJFK空港へ輸送し、寄付によるチャーターフライトでシエラレオネに運ばれた。

このほか、アフリカ支援団体「アフリケア」、医療物資支援団体「ダイレクト・リリーフ・インターナショナル」に対し、3万ドルから3万5000ドル相当(315-368万円)の海上輸送5件の支援を約束。米疾病管理予防センター(CDC)の支援団体「CDC基金」とヘルスケア製品供給会社「ヘンリーシャイン」社に協力する。ヘンリーシャインは、CDCによる支援のために個人用保護具を提供する。