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古河AS、タイに地域統括会社、調達網を構築

2014年9月10日 (水)

荷主古河電気工業は9日、同社グループの古河AS(滋賀県甲良町)が昨年7月に中国・上海市に設立した中国市場統括会社に続き、東南アジア市場で顧客対応力の強化と商圏拡大を図るため、タイ・バンコク市に設計、営業、調達機能を統括する新会社を設立、7月から業務を開始したと発表した。

新会社は、東南アジア市場で加速する顧客自動車メーカーの車両設計や購買機能の現地化に対応するため、設計、営業機能をタイに配置し、質の高いサービスを素早く提供できるようにする。

また、調達の統括機能も設け、設計・営業と一体となった材料現地調達の推進を図るとともに、東南アジア域内での最適部品調達網を構築し、コスト競争力を強化する。

東南アジア市場の年間自動車生産台数は、現在の400万台から、2020年には600万台に拡大することが見込まれており、同社の主要顧客(日系自動車メーカー)が8割を越えるシェアを占めていることから、自社の自動車部品事業がグローバルに商圏拡大を図る上で最重要市場のひとつに位置付けている。

■新会社の概要
会社名:Furukawa Automotive Systems Asia Pacific Co., Ltd.(略称:FAAP)
本社:タイバンコク市
出資比率:古河AS100%
資本金:2000万タイバーツ
事業内容:ワイヤーハーネスの設計、東南アジア域内の営業・調達統括
会社設立日:2014年2月13日
従業員数:14人