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五洋建設、シンガポールに大型ポンプ浚渫船を投入

2014年9月10日 (水)

産業・一般五洋建設、シンガポールに大型ポンプ浚渫船を投入五洋建設は9日、シンガポールジュロンタウン公社からJVで受注したチュアスフィンガーワン埋立工事で、8月にシンガポールで完成した最新鋭の自航式ポンプ浚渫船「カシオペアファイブ」を投入し、まもなく稼動を開始すると発表した。

ポンプ浚渫船はラダー先端に取付けられたカッターにより海底地盤を掘削し、その土砂を浚渫ポンプで海水とともに吸上げ、パイプラインを通じて送る作業船で、同社が建造した大型ポンプ浚渫船は36年ぶり。

国内最大のポンプ浚渫船(DE8000PS)と比べて1.4倍の大容量浚渫ポンプを搭載し、大量・長距離の土砂輸送が可能。大型カッターラダーと高性能カッター駆動装置の搭載で岩盤掘削でも高い能力を発揮する。大口径スパッド、スパッド緩衝装置により、厳しい海象条件下の浚渫作業が可能で、スイングウインチ、ラダーウィンチなどの浚渫機器は自動運転に対応する。

全旋回式推進機やスパッド転倒システムを装備した自航式ポンプ浚渫船のため機動性が高い。