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PLA食品容器・包装の市場規模、2018年に32.2%増

東京五輪に向け重包装の拡大期待、富士キメラ総研が報告書

2014年10月23日 (木)

調査・データ富士キメラ総研は22日、飲料と食品用途を中心とした容器・包装の国内市場の調査結果を発表した。数量ベースの構成比が高い段ボールなどの重包装は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、景気の回復や物流量の増加に伴う拡大が期待される、と分析した。

2018年の容器・包装市場全体の生産量は13年比で0.7%増、金額ベースでも1.4%増の4兆5068億円にとどまるものの、PETボトルは12.7%増(金額ベース)、透明飲料カップ18.3%増、発泡PP/PS食品容器30%増、PLA(ポリ乳酸)食品容器・包装32.2%増――と機能性に優れたカテゴリーの中には大きく伸びるとみられるものもある。

富士キメラ総研がまとめた報告書「パッケージングマテリアルの現状と将来展望」は、飲料容器、食品容器、パウチなどの軟包装、軟包装用フィルム、医療包装、段ボールなどの重包装、その他の包材、緩衝材や粘着テープ・ラベルなどの関連資材合わせて56品目を対象に、今後の方向性を明らかにしたもの。