イベントNTTロジスコ(東京都千代田区)は27日、「物流センタ改善報告会」を今月21、22日に開催したと発表した。
同社グループでは、サービス品質・生産性向上のため、日頃からTPS(トヨタ生産方式)の手法をベースとした2S・改善活動や日次収支管理、レイバーコントロールなどの徹底に取り組んでおり、活動の成果を年に2回報告している。
今回は全国の物流センタや在庫管理室などから選抜された24チームが参加。評価の結果、配管部品を取り扱う「八尾物流センタ」が1位となった。
八尾物流センタでは、標準作業の明確化と作業員への落とし込み、作業レーンの見直しによるモノの流れの整流化、細かな作業手順の変更・統一によるムダの徹底排除――などにより、生産性を2割向上させた。2位に埼玉物流センタ、3位には堺物流センタが選ばれた。
同社では、今回の報告会で評価された改善手法を全社に水平展開し、TPSの手法をベースとした2S・改善活動を「LGPS」(Logisco Production System)として進化させることで、顧客に提供するサービス品質を高めていくとしている。