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NTTロジスコ、下期改善報告会1位に千葉センタ

2013年10月4日 (金)
物流センタ改善報告会の様子

物流センタ改善報告会の様子

話題NTTロジスコは4日、今年度2回目の「物流センタ改善報告会」を開催した。

4月に続いて9月26・27日に、開催した改善報告会では、全国の物流センタや在庫管理室、事務管理センタなどから選抜された23チームが日頃の活動の成果を発表。1-5位と特別賞を決めた。

1位は通信機器を取り扱う「千葉物流センタ」による取り組みで、作業者の多機能工化や作業進捗の可視化などを複合的に進め、作業の「セル化」に向けた土台作りを実施、生産性を高めた。

同社では、トヨタ生産方式(TPS)の手法をベースとした2S・改善活動、日次収支管理、レイバーコントロールの徹底に取り組んでおり、今回の報告会で評価された改善手法を全社に水平展開していくとともに、TPS手法をベースとした活動を「ロジスコ・プロダクションシステム」(LGPS)と名付けて進化させることにしている。

■物流センタ改善報告会の結果

順位部署改善概要取扱品等
1位千葉物流センタ作業者の多能工化、作業手順やPC操作の標準化、作業道具の定置化、作業進捗の視える化等を複合的に推進し、作業のセル化に向けた土台作りを実施、生産性をアップ。通信機器
2位小牧物流センタ出荷業務の効率化のため、保管エリアの集約やピッキングしやすい商品配置へ工夫するなど、前工程の段階から改善を実施。作業の標準化、作業者の多能工化による稼働削減と併せ、生産性をアップ。医療機器
3位堺物流センタDPS(デジタルピッキングシステム)、コンベアの短縮・撤去により移動距離の短縮やピッキング作業の見直しを実施。また、まとめ作業を無くしPCP化するなど出荷作業を効率化し、生産性をアップ。通信機器
4位市川物流センタ梱包作業台の改良による振り向き動作の削減、丁合作業の平準化、同期化、作業動線短縮のためのレイアウト変更、シュリンク機のスピードに合わせたセットアップ作業の見直しなどを行い、荷役コストを削減。通販
5位千葉物流センタ保管スペースの圧縮と作業場所のレイアウト変更により作業動線を短縮し、荷役コストを削減。保管スペース圧縮については、顧客への保管コスト削減提案につながった点も評価。レンタル品