三菱ガス化学、鹿島工場の生産6月再開へ

拠点・施設三菱ガス化学は19日、東日本大震災の影響で操業を停止している鹿島工場の生産を再開するめどが立ったと発表した。5月中旬に法定定期修理を行い、6月下旬から通常通りの生産再開を目指す。

同工場では過酸化水素、ポリカーボネートを製造しているが、コンビナートで使用する原材料、ユーティリティー供給に関する復旧の見通しが立たないことから、再稼働には相当の時間を要する見込みとしていた。

その後、被災か所の点検・補修を進め、復旧作業に努めた結果、両プラントとも安全確認ができ、原材料・ユーティリティーの調達にも一定の目処がついたとして、今月下旬から試運転を含む部分的再開が可能な状況となった。