【決算】新和内航海運、営業利益49％増加

ロジスティクス中核の内航海運事業で、主要荷主の鉄鋼メーカーの生産量が堅調に推移。中国、韓国などアジア新興国の旺盛な需要に支えられ、輸出も高水準に推移した。同社は新規輸送の獲得、適正な船腹量の確保、輸送効率向上に取り組み、連結営業利益が49.0％増加した。東日本大震災の影響については、「期末までの期間が20日間であったこともあり、軽微に留まった」としている。

12年3月期は、連結売上高182億2000万円、営業利益9億3800万円、経常利益9億2200万円、当期純利益5億4000万円を見込む。年度後半には、復興需要により原材料などの輸送増を見込んでいるが、「今後の震災の復旧状況、原発問題の終息状況などに大きく左右される」として、見通しに加味しなかった。