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14年の貿易収支、過去最大の赤字に

2015年1月26日 (月)

調査・データ財務省が26日発表した2014年の貿易統計速報によると、収支は12兆7813億円の輸入超過となり、赤字幅が11.4%拡大、79年以降最大の赤字幅となった。

14年の対米ドル平均為替レートが1ドル105.3円と、前年から8.4円上昇したことなどが影響した。12月単月では6607億円の輸入超過となり、赤字幅は49.5%縮小した。

通年の輸出額は前年実績を4.8%上回る73兆1052億円、輸入額は5.7%上回る85兆8865億円となり、輸出は過去4番目、輸入は過去最大の水準となった。

数量指数は輸出が90.7(0.6%増)で4年ぶりの増加、輸入も106(0.6%増)と5年連続で増加した。12月単月では輸出が前年実績を12.9%上回る6兆8965億円、輸入は1.9%上回る7兆5572億円で、数量指数は輸出が95.1(3.9%増)で2か月ぶりの増加、輸入は108.4(1.8%減)で3か月連続の減少となった。

通年の輸出は自動車、自動車(4.9%増)、科学光学機器(9.6%増)、金属加工機器(17.7%増)などがそれぞれ増加し、輸入は液化天然ガス(11.2%増)、半導体など電子部品(17.4%増)、電算機類(10.1%増)が、10%台の伸び。原粗油の輸入は2.6%減、石炭は9.9%減と大幅に減少した。