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【決算】Paltac、安定供給へ物流拠点で自家発電検討

2011年5月16日 (月)
2011年3月期非連結(単位:百万円)
 2011年3月期2010年3月期増減率
売上高757,557739,1702.5
営業利益5,9107,979-25.9
経常利益11,48712,713-9.6
当期純利益3,4306,742-49.1

産業・一般取引先の効果的な品揃えや販売活動を支援するマーチャンダイジング機能、ストアソリューション機能の強化を図り、サプライチェーン全体の効率化と生産性の向上を目指した取り組みを行った。これらを具現化するため、昨年10月に物流受託事業専用の「高槻物流センター」(大阪府高槻市)、ことし1月に同社最大規模となる「RDC横浜」(神奈川県座間市)、2月に「RDC沖縄」(沖縄県うるま市)の3か所の物流センターを開設し、全国で高品質・ローコストの物流サービスを提供できる体制を構築。

 

東日本大震災と火災の影響で「RDC仙台」(宮城県岩沼市)と「加須物流センター」(埼玉県加須市)の2物流センターが甚大な被害を受け、稼動不能となったが、いち早く近隣センターからの代替出荷を行うなど物流機能の回復を図り、全社を挙げて被災地へ生活必需品の安定供給に力を入れた。

 

今期は、サプライチェーン全体の効率化に貢献するためのロジスティクス機能やストアソリューション機能の強化を図り、継続的な成長に向けた取り組みに努める。

 

具体的には、全国のRDCを中心とした物流体制の再構築を図るとともに、被害を受けた東北、関東地区をはじめ、近畿、中国地区でも事業所の統廃合を推し進めるほか、九州地区でも物流センターの増強を行い、外部センターの取り込みを実施するなど生産性向上を図る。また、東日本を中心とした電力不足に対応するため、自家発電などの設置による対策を講じるとともに、商品の安定供給を提供できる体制を構築していく。