ロジスティクス食品に特化した海外展開支援サービス「Urelio」(ウレリオ)を運営するCoxin(コクシン、東京都渋谷区)は25日、日本の食品事業者向けに「台湾販路開拓支援サービス」を開始したと発表した。台湾の主要百貨店、大手スーパーマーケット、高級食品専門店などへの提案や交渉を代行し、契約締結や送金、振り込みなどの手続きをサポートする。サービスの開始を記念し、キャンペーンとして先着10社限定で、成約まで最長3か月間、月額料金を無料にする。
同社はグローバル食品メディアによるPRや市場調査など、IT技術によって日本の食品の海外展開を支援している。しかし、調査やPRだけでなく、実際に現地で販路を開拓したいというニーズが増えてきたため、新たに現地提案から契約事務、輸送手配までワンストップで支援するサービスを開始することにした。
海外市場の中でも特に台湾は、日本からの食品輸出額が2024年に1703億円に上るなど、親日的な文化背景と地理的な近さから、日本の食品メーカーにとって魅力的な市場となっている。ところが、規制対応や商習慣の違い、現地営業のリソース不足など、実際の販路開拓には多くの課題がある。こうしたことから、新サービスは台湾から始めることにした。
サービスでは、製品の市場状況・トレンド、類似品・競合製品の特定などの市場調査や製品をPRするコンテンツの作成、製品紹介などの従来の支援に加え、新たに製品が台湾市場で取り扱い可能かの規制に関する調査、必要な対応についての提言を行う。
また、台湾の主要百貨店や大手スーパーマーケット、高級食品専門店などへの提案や交渉を代行するほか、契約の締結、送金・振り込みなどの手続き、輸出・輸送の手配などの支援も行う。
企業は取り扱い製品数に応じて段階的にプランを選択することができ、小規模なトライアルから規模拡大まで、状況や段階に応じて柔軟に対応できる。また、展示会出展や海外営業代行に比べ、「月額10万円から」と手頃な価格設定になっており、コストやリソースの面で海外進出に踏み出せないという企業に最適だとしている。
同社では今後、欧州など支援地域の拡大を図っていく。
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