オモビオ、トレーラー向け先進運転支援システム開発

サービス・商品オモビオ（ドイツ）は24日、車両とトレーラーの連結走行を支援する2種類の先進運転支援システムを開発したと発表した。後退操作を自動化する機能と、旋回時の衝突リスクを警告する機能で、2026年に開催されるCESで初公開し、27年の市場投入を予定する。

新たに開発したのは、ボタン操作で前進時と同じ経路を自動で後退する「高度な後退支援システム」と、歩行者や縁石、駐車車両などとの接触を防ぐ「トレーラー衝突警告システム」。後者はサラウンドビューカメラやレーダーを活用し、車両とトレーラーの旋回軌道をリアルタイムで算出、衝突の可能性がある場合に警告を行う。

▲トレーラー衝突警告システム（出所：オモビオ）

同社によると、北米を中心に貨物トレーラーやレクリエーショナルビークルをけん引する需要が高まる一方、狭小地での後退や駐車は熟練ドライバーでも負担が大きいという。物流分野でもトレーラー運行時の安全性確保は重要課題となっており、今回の技術は事故低減と運行効率の向上に寄与する取り組みとみられる。

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