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日野、国内生産体制を再編、2工場で鍬入れ式

2015年2月12日 (木)

拠点・施設日野自動車は12日、新田工場で大型エンジン工場の鍬入れ式を行った。日野工場(東京都日野市)で対応している工程を新田工場に移管する計画で、2016年央の稼働開始を計画している。

これにより、既存の中小型エンジン生産に加えて大型エンジンの生産が始まることになり、すべてのエンジン生産が新田工場に集約される。新たな大型エンジン工場は、生産効率の向上を図るだけでなく、中型エンジンにも対応可能な汎用性の高い生産ラインとし、量や種類の変動にもフレキシブルに対応していく。

生産供給体制のグローバルな最適化を進める取り組みの一環として、コア部品は共通化を進めて日本で集中生産する。新田工場はユニット生産のマザー工場として、エンジン、トランスミッション、デフキャリアの生産工程を集約、一貫生産し、古河工場など国内外拠点に供給していく。

昨年7月にはデフセンターが稼働を開始し、日野工場から大型デフ生産の移管を始めるなど生産工程の集約・最適化が進んでおり、ユニット生産で新田工場がマザー工場となるのに対し、大中型車両生産は古河工場がマザー工場の役割を担う。古河工場は17年初めに本格稼働を開始する。

日野、国内生産体制を再編、2工場で鍬入れ式