行政・団体イー・ロジットは17日、東京地方裁判所に第26回定時株主総会における検査役の選任の申し立てを行い16日に受領されたと発表した。
なお同社の創業者で現取締役、株主である角井亮一氏からも同様の申し立てがあったことから、両者の手続きが併合されたとしている。
選任の理由は27日開催予定の第26回定時株主総会の招集の手続きおよび決議の方法を調査するため。同社はことし2月12日に当時代表取締役会長であった角井氏の取締役への異動と、取締役だった児玉和宏氏の代表取締役会長への異動を発表。児玉氏が代表取締役会長兼社長を務めるジーエフホールディングスが出資するG Future Fund 1号投資事業有限責任組合が、現在イー・ロジットの筆頭株主となっている。
角井氏は5月12日付で自身の再任を含む新たな取締役4人の選出や、監査等委員である取締役2人選任などを株主提案していたが、同社取締役会ではこの提案に反対すると発表している。角井氏による株主提案は、「特定株主の意向を受けた既存株式価値を棄損する恐れのある資金調達方法に拘泥(こうでい)しており、当社の資金調達に関する柔軟な意思決定を阻害」しているなどを理由としていた。今回の検査役選任は、総会運営の透明性、手続きの整合性を確保するものとみられる。
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