M&ACBcloud(シービークラウド、東京都千代田区)は18日、3日にエコ配(同)を完全子会社化したと発表した。
今回の完全子会社化は、2024年4月から進めてきたエコ配との資本業務提携を発展させたもの。IT活用による運送業界の新たな価値創出を目指し、エコ配のラストワンマイル配送ネットワークと自社テクノロジーの連携を強化し、サービス価値の最大化を図る。両社は物流業界における意思決定の迅速化、経営資源の最適配分、ノウハウ・技術の融合を推進し、次世代宅配インフラの整備を加速させる。
同社は完全子会社化を通じ、エコ配事業への積極的な展開を約束する。配送プラットフォーム「Pick Go」(ピックゴー)や運送会社向けクラウドシステム「SmaRyu」(スマリュー)などの既存物流サービス基盤を活用し、全国広域配送ネットワークとエコ配の地域密着型配送網を組み合わせる。これにより、地域密着型宅配を安定収入を基盤にして、企業間配送などの高収益案件を加え、ドライバーの収入向上を図る。ドライバーの柔軟な働き方を推進し、多様なニーズに応じた選択肢を提供する。
エコ配はCBcloudグループの一体運営体制を活用し、培ってきた地域密着型配送ネットワークをさらに強化する。特にニーズの高い地域に特化し、柔軟で効率的なインフラ運用を行う独自の「LCC宅配」サービスを展開する。運用効率の向上と価格最適化を図り、物流需要の変動に柔軟に対応。また、雇用形態を問わず、さまざまなパートナー企業や個人事業主との連携を深め、市場での存在感を高める。
今回の完全子会社化について、CBcloudの松本隆一社長は「エコ配の事業成長とサービス品質の向上にこれまで以上の覚悟で取り組み、テクノロジーと現場の力を掛け合わせて価値ある物流ソリューションを提供する」とコメント。エコ配の高橋薫社長は「CBcloudの支援のもと、多様な協力会社や個人事業主に選ばれる存在となり、配送ネットワーク最適化とサービス品質向上を追求する」と述べた。
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