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前年度より39本多い1269本を追加運転

JR貨物、ドライバー不足受け年度末需要への対応強化

2015年2月13日 (金)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は12日、トラックドライバー不足の深刻化によって年度末の輸送需要が例年より大きくなることが想定されるとして、3月上旬から4月初旬にかけて前年より39本多い126本の貨物列車を追加運転すると発表した。

これにより、輸送力は12フィートコンテナ換算で3675個増の1万2115個分を増強。併せて昨年度から実施しているコンテナ輸送枠を4週間前から確保する「先行申込」の対象範囲を拡大する。

臨時列車は、東京貨物ターミナル→福岡貨物ターミナル、百済貨物ターミナル→東京貨物ターミナル、大阪貨物ターミナル→福岡貨物ターミナル、福岡貨物ターミナル→百済貨物ターミナルの4区間で延べ40本を運転。12フィートコンテナで2380個分の輸送力を確保する。

また、臨時貨物列車の運転と同様、年度末や引越貨物などの需要に対応するため、日曜日を中心に曜日運休を解除し、28区間で延べ86本の貨物列車を運転し、前年の2倍以上となるコンテナ9735個分の輸送力を増やす。

コンテナ輸送枠は通常、1週間前から受け付けて枠を確保しているが、同車は出荷計画が早く決定している顧客の「もっと早く受け付けを開始してほしい」という要望に対応し、4週間前から受け付けを行う「先行申込」を昨年2月から一部輸送ルートで導入しており、今年度末は対象輸送ルート、輸送枠数を拡大する。

具体的には、「直送ルートのみ」となっている現行の先行申込の対象を「中継輸送ルート」も含めた形に拡大し、設定ルート数を85から108に増やすほか、設定輸送枠数も12フィートコンテナ1400個から1900個に広げる。