拠点・施設サッポロビールは19日、東日本大震災で被災しパッケージング工程の稼働を始めていた仙台工場が仕込工程を再開し、千葉工場に続いて全工程で復旧させる。これにより同社の全工場が本格的に稼動する。千葉工場が3月28日にパッケージング工程を再開、4月25日に仕込工程を再開して全工程を復旧。仙台工場は今月2日にパッケージング工程を再開していた。
同社では現在、最盛期に向けて「黒ラベル」「ヱビス」「麦とホップ」の主力3商品の全国的な安定的供給を目指しており、「ヱビス<ザ・ブラック>樽生10L」は今月下旬に、「サッポロラガービール大びん・中びん」は6月中旬に、出荷を再開する見込み。ほかの休売商品の出荷再開時期は現時点で未定。