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福岡リート、福岡市の物流施設を8億円で取得

2015年3月24日 (火)

拠点・施設福岡リート投資法人と資産運用会社の福岡リアルティは23日、福岡市東区の「ロジポートアイランドシティ博多」の信託受益権を8億1500万円で取得すると発表した。同投資法人が物流施設を取得するのは昨年3月の鳥栖ロジスティクスセンターに続いて2物件目。

ロジポートアイランドシティ博多は、福岡市東区の港湾エリアにあるアイランドシティに立地し、周辺では複数の物流施設などの建設が進む。

中でも福岡市新青果市場の統合移転整備工事(延床面積2万8000坪)では、2015年度末頃の市場開設が計画されていることから、大規模な食品流通の中継拠点が立地することによって福岡市内の物流の要衝として利用価値が高まるとみられている。

取得先は「国内の特定目的会社」としているが、施設開発はラサール不動産投資顧問が手がけ、同社の物流施設ブランドを名に冠している。

施設の延床面積は1万3900坪と福岡エリアで最大級の物流施設で、竣工は2014年4月。敷地には4か所の出入口を設け、大型車両の進入・退出動線に配慮している。

基本構造として1階に両面バースを備えるほか、2階へ直接アクセスが可能なスロープがあり、平家同等の高い作業効率性・配送利便性を持つ。1階は高床式、2階は高床式・低床式双方の床構造となっており、床荷重は1平方メートルあたり1.5トン、柱間隔は10-15メートル、天井高は梁下有効で6-7メートルと十分な保管機能を備えている。