ロジスティクス近鉄エクスプレスは3日、中国国営企業の重慶公路運輸(集団)有限公司と合弁で重慶市に法人を設立し、今月中旬から保税物流事業を中心に営業を開始すると発表した。
同社は2010年以降、中国で新たに5つの保税物流事業法人を設立しているが、日系・外資系メーカーの生産拠点の内陸部進出に伴い、重慶市で保税物流拠点を設け、サービスを提供することにした。
重慶に進出する電子機器メーカーの生産ラインに供給する数百社に及ぶサプライヤーからの部材の保税VMIオペレーションや沿海部と重慶市間の保税トラック輸送など、幅広いロジスティクスサービスを提供する。
合弁会社「重慶及時達国際物流有限公司」の出資比率は、重慶公路運輸(集団)有限公司51%、近鉄エクスプレス49%。3500平方メートルの倉庫を備え、将来的には、5、6万平方メートルまで増床する計画。