ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

50店舗閉鎖など経営合理化策発表

雑貨屋ブルドッグ、アクサスと来年3月に経営統合

2015年4月14日 (火)

M&A雑貨屋ブルドッグは14日、アクサスと経営統合することで基本合意に至り、2016年3月1日に共同持株会社を設立して両社がこれにぶら下がる形の経営統合を行うと発表した。

アクサスは雑貨屋ブルドッグの株式32.14%を保有し、これまでも物流拠点の相互活用などに取り組んできたが、雑貨屋ブルドッグで過去5年間の決算訂正を伴う不適切な会計処理が発覚したことから、協業メリットを生み出しにくい状況が続いていた。

雑貨屋ブルドッグではアクサスの協力を得ながら在庫方の是正、不採算店舗からの撤退、MDの刷新などを推進したものの、売上が最も増加する12月のクリスマス商戦で想定を大幅に下回る結果となるなど、15年8月期業績も赤字が拡大する見通しとなっている。

同社は14日、50店舗を閉鎖するなど事業拠点のさらなる統廃合を進め、間接部門のスリム化、人員削減などからなる経営合理化策を発表。2月中間期決算で4億7300万円の特別損失を計上している。

これらの合理化策によって赤字体質からの脱却と黒字化に向けた取り組みを進めていくが、その後の企業価値向上には「アクサスとの提携効果をさらに発揮することが必要」だとして、共同持株会社の設立による経営統合を決めた。