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既存宅配ボックスをスマート化、くじらRET

2025年12月22日 (月)

サービス・商品くじらリアルエステートテック(RET、大阪市西区)は19日、集合住宅に設置された既存の宅配ボックスを再利用し、クラウド対応のスマート宅配ボックスへ更新する新サービス「スマート宅配ボックス リプレイスパッケージ」の開発を開始したと発表した。2026年中の提供開始を目指す。

同サービスは、老朽化した宅配ボックスの筐体をそのまま活用し、制御基板や操作パネルなどの制御部のみを交換することで、IoT(モノのインターネット)化、クラウド管理への対応を可能にする。従来の全撤去・全交換方式と比べて導入コストと工期を大幅に抑えられ、産業廃棄物の削減にもつながる。

(出所:くじらリアルエステートテック)

クラウド経由でのAPI連携を前提とした設計により、運送会社アプリとの連携や自動配送ロボット対応など、将来的な要件拡張にも対応しやすい構成としている。汎用電気錠にも換装可能で、メーカーを問わず幅広い既設機種に対応する。

マンションの壁面に埋め込まれた旧型宅配ボックスは、建築との一体構造ゆえに撤去・交換の工事負担が大きく、管理組合などの意思決定が難しい状況にある。今回のリプレース方式は、こうした課題に対する現実的な選択肢となる。

また、誤配防止機能や外国人ドライバーへの配慮も盛り込まれており、物流現場の多様化に対応する。今後はラストワンマイル配送の自動化インフラとしての活用も見込まれており、宅配ロッカーのスマート化が地域物流の効率化と安定化に寄与することが期待される。

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LOGISTICS TODAY編集部
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