関東地方整備局、京浜港のフィーダー機能強化を開始

行政・団体関東地方整備局は10日、京浜港のコンテナ集荷力強化を目的として、7日から国際コンテナ戦略港湾フィーダー機能強化事業の委託先を決める企画書の招請を開始したと発表した。

同事業は、地方の港湾で取り扱われるコンテナ貨物の多くが、釜山港などアジア主要港でトランシップ（中継）され、欧米などの最終仕向地へ輸送されている状況を、京浜港との新たな内航フィーダー輸送の運営体制を構築し、国際コンテナ貨物を京浜港に集約することで、基幹航路の維持・拡大を図るもの。

東日本大震災の被災により、太平洋側東北諸港の外貿コンテナ定期航路が減少している中、早期に京浜港への内航フィーダー網を構築することで、東日本の定期外貿コンテナ輸送の回復を図ることも視野に入れている。

企画書の公募は、京浜港に貨物を集約することにより、基幹航路の維持と産業の国際競争力維持を目的に、内航フィーダー輸送のサービス水準の向上を図り、東日本主要港から釜山港トランシップされている貨物を京浜港利用へ転換する狙いで実施する。

■企画書公募の詳細は下記URLを参照。
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000040639.pdf