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京浜港、内航フィーダー強化へ3船社選定

2011年7月1日 (金)

行政・団体関東地方整備局は1日、国際コンテナ戦略港湾として京浜港のコンテナ集荷力を強化するため、施策の一環として内航フィーダー輸送機能強化事業を実施する事業者を決定したと発表した。実施事業者に選定されたのは、井本商運、近海郵船物流、鈴与海運の3社。

 

井本商運は京浜港-仙台塩釜港-八戸港-苫小牧港-八戸港-京浜港を週1便、近海郵船物流は京浜港-仙台塩釜港-京浜港を週4便、鈴与海運は京浜港-仙台塩釜港-八戸港-仙台塩釜港-京浜港を週2便、それぞれ運航する。

 

地方の港湾で取り扱われる国際コンテナ貨物の多くが、釜山港などアジア主要港でトランシップ(中継)され、欧米などの最終仕向地へ輸送されている状況を、京浜港との新たな内航フィーダー輸送の運営体制を構築し、国際コンテナ貨物を京浜港でトランシップする輸送に転換することで、京浜港に就航する基幹航路の維持・拡大を目指すもの。

 

また、東日本大震災の被災により、太平洋側東北諸港の外貿コンテナ定期航路が減少している中、京浜港への内航フィーダー網を充実させることで、東日本の定期外貿コンテナ輸送機能の早期回復を図ることも可能となる、としている。