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15年3月期決算、今期「包括提携視野にロジスティクス機能強化」

日本トランスシティ、運転手不足で営業益14%減

2015年5月12日 (火)

ロジスティクス日本トランスシティが12日に発表した前3月期決算は、運転手不足による配送費用の増加や新規貨物の取り扱いに伴う費用の増加が影響し、14.6%の営業減益となった。

倉庫業で保管貨物の回転率が前の期の62.4%から57.5%へと低下。港湾運送業では四日市港で海上コンテナ取扱数が10.1%減の20万3000TEUとなったほか、完成自動車の取扱台数も減少した。

今期は3PL案件への対応力を強化し、包括的業務提携を視野に入れてロジスティクス機能の強化に取り組む。また、ビルド&スクラップ型の拠点再編を進めながら、四日市港の港湾運営機能を強化。四日市港霞ヶ浦北ふ頭で新倉庫を、埼玉県幸手市で消費財物流センターをそれぞれ建設する。

これらにより、売上高940億円(1.6%増)、営業利益36億円(15.9%増)、最終利益30億円(7.5%増)を見込む。

[日本トランスシティ]2015年3月期連結決算(単位:百万円)

 2015年3月期2014年3月期増減 
売上高
92,49688,6064.4%
営業利益
3,1063,638-14.6%
経常利益
4,0534,413-8.2%
当期純利益
2,7892,6863.9%