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ロジコム、不動産ファンド事業への本格参入表明

2015年5月18日 (月)

拠点・施設倉庫や店舗のサブリース事業を手がけるロジコムは18日、新たな核となる事業として不動産プロパティマネジメント(PM)事業に注力していく方針を表明した。

同社の倉庫、店舗のサブリース事業は2009年3月期をピークに、特に倉庫物件の賃貸売上高が下降基調を続けており、店舗もほぼ横ばいの状況。最近の6年間は、新規物件の増加による売上が物件の返還や賃貸料の低下による減収に追いつかず、賃料水準も下降。「時代の流れを読み取って付加価値の高い商品・サービスを提供できなかった当社の商品開発力に大きな原因があったことは否めない」と分析した。

こうした状況を打開するため、同社は事業別に機能化を進め、賃貸物件やリニューアル物件を含む新規開発案件はグループのロジコムリアルエステート社が専任的に取り組みむことにし、自社は既存のサブリース物件を維持しつつ、既存物件からの再開発を中心に現オーナーへのサービスに注力し、これに加えて不動産PM事業を新たな核事業として拡張していくことにした。

今後はロジコムリアルエステート社が新規開発事業を、ロジコム本体と米国子会社2社が不動産賃貸関連事業を、ロジコムと国内のグループ2社が不動産ファンド関連事業を担う。不動産ファンド関連事業では、今期を本格参入する元年に位置づけ、3年間で不動産賃貸に次ぐ核事業として確立する。