荷主ソニーと三菱商事を中心とする日欧アジアの化学・素材メーカー14社は6日、バイオマス原料を用いたリニューアブルプラスチックのグローバルサプライチェーンを構築したと発表した。オーディオ・ビジュアル製品など高機能製品に求められる品質を維持したまま、原材料を化石資源由来から転換する量産体制の構築は世界初としている。
新たな供給網では、廃食用油などを原料としたリニューアブルナフサを起点に、スチレンモノマーやパラキシレン、テレフタル酸などを経て、ポリスチレン、ポリカーボネート、PET樹脂など複数種類のプラスチックを製造する。工程全体にはマスバランス方式を採用し、品質を確保しながらバイオマス由来特性を各素材に割り当てる仕組みとした。
高機能製品分野では難燃性や光学特性など厳しい性能要件があり、従来の再生プラスチックでは全面代替が難しかった。今回の取り組みにより、ソニーは必要な原材料を主体的に選択できる体制を確立し、製品への段階的な採用を進める。サプライチェーンを可視化することで、温室効果ガス排出量の把握と削減にもつなげる狙いだ。
プロジェクトは、ソニーが三菱商事と進める再生可能素材活用プロジェクトの一環として実現。原料調達から樹脂化、成形、製品化までを国際的に連携することで、高機能分野でも脱化石資源を現実的な選択肢とするモデルを提示した。素材供給の高度化と環境対応を両立する新たなサプライチェーン構築が、電子機器分野にとどまらず製造業全体へ波及する可能性もありそうだ。
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