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日本アクセス、伊藤忠フレッシュとの統合スキーム決まる

2011年6月24日 (金)

産業・一般事業譲渡・譲受の概要日本アクセスは23日、経営統合することになっている伊藤忠フレッシュが同日の定時株主総会で統合の最終承認を受けたと発表した。

 

伊藤忠商事グループの食品中間流通事業統合の一環で、両社は10月1日に事業の譲受・譲渡を行うための条件、経営統合後の事業運営、事業展開などの協議・検討を行っていた。経営統合には、伊藤忠フレッシュが茨城県の拠点で手掛けている生鮮食品加工事業を除く。

 

日本アクセスは、伊藤忠フレッシュの事業のうち、統合対象となる営業事業と加工事業の株式を取得した上で、営業事業だけを日本アクセス本体に吸収し、加工事業は別会社化して独自戦略の展開を促す。営業などは、伊藤忠フレッシュが得意とする生鮮三品を日本アクセスの強みである全温度帯物流網を活用し全国の取引先に「総合的なマーチャンダイジング」と「ローコストで高品質なロジスティクス」を提供するとしている。

 

統合対象事業の想定売上高は約595億円となる見込み。加工専業となる新設会社「アクセスフレッシュ加工」は5月2日に設立している。