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日通総研、15年度の国内貨物輸送予測を0.1P下方修正

2015年6月22日 (月)

調査・データ日通総合研究所は19日、国内貨物輸送量の2014年度の実績見込値が3月時点の予測を上回ったことなどを受け、2015年度の貨物輸送見通しを見直した。

国内貨物輸送量の伸びで14年度の実績見込値が3月時点での予測を上回った一方、15年度は前回予測値を0.1ポイント下方修正する結果となった。

国際貨物輸送量は、外貿コンテナ貨物は輸出を0.1P上方修正し、輸入は1.5P下方に修正した。航空貨物輸送量は、輸出を1.1P、輸入を1P下方修正した。

この見直しにより、国内貨物輸送は建設関連貨物が下押し、総輸送量が0.2%減と引き続き水面下の推移となる見通し。

鉄道はモーダルシフトの動きが続き、コンテナは3%弱の増加となる。トラックを中心とした自動車は、営業用自動車が1.9%のプラスに転換、一般貨物が後押しする。

内航海運は石油製品、建設関連貨物が下押し、輸送量は1.2%減と引き続き水面下の推移に。国内航空貨物は民需の回復を受け2%台の増加となる見通し。

国際貨物輸送は、外貿コンテナ貨物輸出が世界経済の拡大を受け3.2%の着実なプラス成長となり、輸入は個人消費、設備投資の持ち直しで1.3%増と2年ぶりのプラスに転じる。

国際航空輸出は太平洋線の特需収束とアジア線減少の影響で、4.6%減と一転マイナスに。同輸入は円安による価格上昇の影響で消費財が不振、3%減と4年連続のマイナスになる見通し。