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多摩川電子、ベトナムに生産拠点、貸工場契約

2015年6月23日 (火)

国際多摩川ホールディングスは23日、子会社の多摩川電子(神奈川県綾瀬市)がベトナム・ハノイ近郊の第二タンロン工業団地に進出すると発表した。同工業団地と貸工場の賃貸借契約を締結した。

多摩川電子は移動体通信の基地局やテレビ放送、公共無線などの施設で使用される高周波デバイスの設計・製造・販売を展開。顧客企業の低価格需要に対応して海外で部品調達の一部を進めているが、さらにコスト競争力を強化し、海外市場で販売を拡大するため、ハノイ近郊への進出を決めた。

8月下旬には貸工場の設備導入を完了し、9月から主力製品のアッテネータ、終端器、分配器などの高周波コンポーネントの生産を段階的に開始する。

日本市場に向けた携帯基地局、通信放送向け高品質高周波受動コンポーネント製造からスタートし、数年後には成長マーケットである東南アジア、中東向け製品販売を目指す。

工業団体と神奈川県が提携して実施している神奈川インダストリアルパーク事業での入居第一号として進出するもので、神奈川県や関係機関からも操業支援を受ける。