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三菱重工、インドでLNG貯蔵タンク2機の建設受注

2015年6月29日 (月)

荷主三菱重工業は29日、インド最大の製油企業、インド国営石油会社(IOCL)から、LNG(液化天然ガス)貯蔵タンク2基の建設プロジェクトを受注したと発表した。

同国の東海岸では初のLNG受入基地の主要設備となるもので、LNG貯蔵タンクの設計・調達・建設工事までのEPCプロジェクトとして受注した。同社がインド向けLNG貯蔵タンクを受注するのは今回が初めてで、7月に着工し、2018年春の完工を目指す。

同社が受注したのは、容量18万立方メートルの大規模LNG貯蔵タンク2基で、IOCLがベンガル湾に面した南インドの玄関口チェンナイの北方25キロのエンノール港近郊に建設するLNG受入基地に設置される。

LNGは肥料工場向け原料や、電力会社のガス焚き転換用燃料として供給され、将来的には、都市ガス向けとしても利用される計画。当初のLNG受入量は年間500万トン、今後、同1500万トンまで増強していくとしている。

IOCLは、石油の精製・輸送・販売のほか、石油化学製品の製造なども手がける国営企業で、従業員数は3万4000人。国内での石油精製の31%、石油製品販売の49%を占める能力を持つ。